このサイトのアクセス数はメチャ少ないです。作品が作品ですから…(^^;

　そんなところへ海外からメールが届きます。「ヘイ！あんたんところのサイトのアクセス数は少ないでっせ？まだまだ伸びる余地があるのに勿体ない。ここは一つ手伝っちゃいましょう。そうすりゃ月に３０万アクセス！文句あらせんじゃろ。良かったらココに連絡くれよ。じゃあなぁ〜（意訳）」

　う〜む。月に３０万本ＤＶＤが売れるんなら考えてもいいけど…。

　今まで「どうやって上映するのか？」と問い合わせを受けたことはあまりありません。普通に考えれば面倒だし、特に映画館で上映するのはリスクが高いので他人任せが無難だと考えるでしょう。ところが現状に甘んじれば良質な作品が埋もれていくばかりです。ここは一つ頭の中だけでもシミュレーションしてみましょう。


●現状は？

　残念ながら映画・アニメを取り巻く状況は（人によっては）悪くなるばかりです。シネコンの台頭により系列（東宝・東映・松竹等）の映画館は減り（特に地方で）、ミニシアターは数は多いけれど、それでも年々増える良質の映画を掛けるにはスクリーンが足りません。日本ではハリウッド映画のみならず、ユーロ・アジア・中東、作品さえ良ければ（もしくは話題性さえあれば）どの国の映画でも上映されます（こういう国は珍しい。反面ナショナリズムは皆無かもしれない…）。ハリウッドからは一定の品質が保証された大作が大量ＣＭと共にやってくるし、他の国々の作品も自信のある目利きバイヤーさんに買われてくるしで、国内の、それもアニメ映画なんかは余程の後ろ盾や戦略がなければ興行が成功する筈がありません。その状況を裏付けるように一部の邦画（アニメ映画含む）は一度海外の映画祭へ出展し、賞を取って金銀銅で箔付けしてから国内のプロモーションを開始します。そりゃ「全米ナンバー１」という常套句は日本の作品では使えませんからねぇ…。

　前後しますが、そもそも『ユンカース・カム・ヒア』や『アリーテ姫』がその実力に見合った規模での公開が行われなかった事情についてはそれぞれの理由があり、個別に検討しなければなりません。今年公開された『ＷＸIII』や『パルムの樹』の公開規模が小さいのも、これまたそれぞれの事情を抱えています。一概に言えません……と断ったうえで、それでも「これはおかしいんじゃないか？」と疑問に思う現状にあるわけです。

　昨年の夏でいえば『千と千尋の神隠し』はともかく、『パール・ハーバー』のスクリーンの１％でも『アリーテ姫』に割り当てることは出来なかったものか…と。

（つづく）
※いきなり暗い話題からですが、私は結構楽観的です。

　日記も終わりにするつもり…。ただ暫く忙しいので、雑記風に…。まあ「忙しい」というのは言い訳でしかないんだけど、、、

　今日はＮＨＫアーカイブスで佐々木昭一郎の『川の流れはバイオリンの音』が放送されます。こういう作品を観ると映像を読むということには音楽への理解が必要だと思います。この作品は以前、小西さんから教えていただいたのだけど、私には何も言えなかったんです。でもこんな作品がこの世にあるんだ…と感じる奇跡的な作品であることに間違いありません。どうぞ見て下さい。

　５月２６日深夜
　０：２５〜１：５０　（８５分）
　「川の流れはバイオリンの音〜イタリア・ポー川〜」

　リンチの『マルホランド・ドライブ』を見に行こうとする。劇場前で時間を間違っていることに気付く…。ああ…。明日もう一回行こう。

　仕事。

　サラリーマン泣かせのカフェ檸檬に行く。一年ぶりです(^^;。上京したはっちさんと合流してオタクな会話で盛り上がってしまいました（変なタイミングで連絡がったもので、実は災難だったかな…）。そのままもう一軒、サロン・ド・プルミエにも行く。女将さんは旦那さんと『千と千尋〜』を下高井戸シネマに観にいったそうです。「あら『千尋』良かったわよ〜、『ユンカース』より良かったわよぉ」…あらら…それは哀しい(^^;いやそうかもしれないけど。

　夜はセミネールへ。考えてみればセミネールと書くと怪しい響きが…。ちなみに下で某監督と書いたのは押井守監督です。最近はお忙しく姿は見えませんがＤＦＪ本誌で「身体論」を連載中です。部数が・・・ですのでかなりレアな連載だと思います。

　セミネールが終わったあとアイリッシュカフェで小さな丸テーブルを４つ、それぞれ囲みながら雑談。ギネスビールが美味い。修論でアニメを研究している方がいらしたので早速『ユンカース』を薦めます。ばらしてしまうと、こうやって地道に宣伝しているわけです。口コミの実践というわけですね。

　下高井戸には土・日・祝日を休むサラリーマン泣かせの喫茶店があります。沿線に引っ越して６年、まだ２回しか行ったことがありません（笑　というわけで休暇取って久しぶりにマッタリします。昨年取った休暇の殆どは『ユンカース』絡みだったので、休むために休むのは久しぶりに感じます。

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　『アリーテ姫』のサイトに上映告知が載りました。でもこれからが大変です。まあこの大変さが醍醐味なので、やってみたいと考えている方はとにかく初めてみましょう！

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　ＤＦＪのセミネールが面白いって書かれても何が？って話になりますよね。もうちょっと詳しく書くと、DOLL FORUM JAPANという人形誌の企画で精神分析医藤田博史氏の講義を聴こうってところから始まってます。毎回、前座があり（前回は知る人ぞ知る黒谷都さんのパフォーマンス／今回はジャック・ラカンのビデオが掛かるらしい（げ、ということは仏語？わかんね〜））講義があり、その後受講者との対話。ツッコミどころも多いけれど有意義な２時間になるでしょう。

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　今日の検索：コラムは必読（特に第十回）
　http://www3.yomogi.or.jp/sikou-k/

←吉田基已の『水と銀』『恋風』、それぞれ第一巻。密度の変化が気持ちよいです。『恋風』は最初絵が軽くなりすぎた感じもありましたが最近はイブニングを買ってしまうようになりました。漫画雑誌買うの数年ぶり？、しかも少年誌（青年誌？）を…(^^;。

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　『ユンカース』のＤＶＤってちゃんと売れているんだろうか…と、ふと思う。だ…大丈夫さ…。

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　ＤＦＪでやっているセミネールが割と面白いのでお暇な方はぜひどうぞ！　たまには堅い話もいいのでは？、そんなに堅くないけど…。たまに某監督が現れたりするんだけど、そんな幸運は滅多にないか…。次回は今度の木曜日。

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　今日の検索

　http://nekocone.hoops.jp/onmap/movie.html

←ＩＷＣも始まったことですし（関係無い！）、ここはひとつ谷川史子の『くじら日和』、主人公勇魚ちゃんの活躍？に涙するのだ！（うそ）

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　まじめな話。今日、某配給会社に電話しました。劇場へは土曜日に話しを通し、これで夏はほぼ決まりです。作品は下でばらしちゃっていますが『アリーテ姫』です。今年は『ユンカース』じゃなく、浮気しちゃいますが許してください。たぶん今年だけですので…。これで足洗えるような気がするし…。いや真面目に貯金が目減り…☆＼ペシッ…。まあいろいろ大変なんですよ、上映会も。

　でも『ユンカース・カム・ヒア』は公開十周年記念上映は密かに狙ってます。３年後！（つうかあんた何歳よ…、いい加減落ち着きなさい）

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　それにしても今日は家に帰ったら０時回ってた。７時に家出て帰りは０時かい！…って感じで少々疲れ気味。ではまた…。

←昨日のプルミエ（世田谷区松原にある喫茶店でお茶の時間。上映会準備中には会議室のように使ってます(^^;）

　昨日は『千と千尋の神隠し』が始まるまで１時間ばかりあったので、ちょっと寄ってみました。カフェ・オレとケーキのセットを注文…。ケーキはイチゴのムース（写真は食べかけでゴメン／正式名は難しくて憶えられなかった…）、それとなぜか開発中のレーズンとホワイトチョコのロールケーキがオマケに。しかもバジル一杯の香草のスープも出てきました（ケーキセットの代金しか払ってないのに…）。おいしいのはいいんだけど、ここに通うと太ります(^^;、まあ常連の強み（悩み？）とも言えますが。

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　上映活動を通して下高井戸周辺のお店には大変お世話になりました。地方出身者の私としてはこんな事でもない限り地域の方々と親しくなるのはなかなか難しいので、多くの出会いを与えてくれた『ユンカース・カム・ヒア』には本当に感謝しています(^^)。ただちょっと太ってしまったけど…（俗に上映会太りと呼ばれる(^^;。

　それにしても喫茶店をやっている方々って一癖ある人が多いです。

←ロマのフ比嘉氏の新作。ブロードバンドな方は見ましょう。え、私はＣＤＲＯＭで入手…。だって未だにモデムユーザです…。

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　今日は久しぶりに散歩を兼ねて世田谷線沿線のカフェを回りました。といっても二カ所、赤堤のリヴェールと松原のプルミエです。この二カ所の女将さんそろって「今、下高井戸シネマで『千と千尋〜』やってるんだよね。見に行かなくっちゃ」と話していました。もうなんというか強迫観念のように動員記録を伸ばしているようです(^^;。ここまで来るとある意味凄い？

　そういう私も十ヶ月ぶりに二度目を観ました。あんまり印象変わらず、やっぱりちょっと薄目？

△中日スポーツ中日新聞５／６号の番組紹介より（※新聞名を間違えていました。修正します。）

　T&TAさんよりメールで送って頂きました。ありがとうございます。

←８日の続き。渋谷方面に餌を漁りに出掛けるカラス。昔、大群で向かうのを見たことがあってそれを期待したのだけど…。


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　昨日挙げた映画が良作じゃないと言っているわけじゃありません。とりあえず弁明。

　しかし、それら作品と『ユンカース』や『アリーテ姫』（昨年４月に完成しつつ未だ公開されない『千年女優』等もあるが）の間に明確な差があるとは思えないわけです。『パール・ハーバー』を挙げなかったのは私の良心からです。（劇場公開時の興行はともかく、あのＤＶＤの売れ方は…）

←日の出前の世田谷線若林駅。朝５時前かな。こうやってデジカメ買って遊びまくっています。ただアナログ的に撮ろうとすると一手間掛かります。絞りや焦点距離を十字キーで操作するって面倒なんですけど。こうなると一眼レフタイプの高級機しか選択肢がないですね。あと広角が無いのは不満。最低28mmは欲しいです。

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　さて一昨日のＣＧＡコンテスト上映会では『ほしのこえ』の特別上映が行われました。そこで主催者の鎌田氏より挨拶があり、『ほしのこえ』をメジャーにしたい、その為に多くの方に作品を見せて欲しいといった趣旨の話をされた。『ほしのこえ』がメジャーになれば、その後に市場や流通システムが残り後に続く作家が出やすくなると考えです。確かに風呂敷袋の真ん中を持って持ち上げた時に出来るピラミッドの様にそこには大きな市場が出来るでしょう。だけど、私には疑念があります。これが一種のバブルであった場合はどうでしょう。アニメーション映画を例にしますと宮崎映画（＝ジブリ映画）という頂点があります。鎌田氏の論法で行けば、この頂点の下に大きな市場があるはずです。しかし、どうでしょうか。そこには細く強固な棒が雲を突き抜け立っているだけです。見渡すとディズニーという頂点も見受けられるかもしれません。霞んでいるけど『エヴァンゲリオン』という頂点があったりします。じゃあそのアニメーション映画という市場がどうなっているかというと『ユンカース』や『アリーテ姫』など地味だけれど良い作品が正しく評価されずに来ています。

　結局のところ、その頂点を支える棒が興行収入や宣伝費で出来ているだけかもしれません。その上に宮崎駿みたいな無責任な言辞を残す輩もいるわけです。こういった市場が本当に正しい姿でしょうか。

　冗談にしろ鎌田氏の「ＣＧ作家、一本作って一億円」は立派なスローガンです。１５年に渡りＣＧ業界に作家性を築いてきた氏ならではの（些か大阪的な）目標だと思います。しかしながら目標は決してお金であってはなりません。（『千と千尋の神隠し』を観た人たちは他に何を観たでしょうか。『ハリー・ポッター』？『モンスターズ・インク』？『指輪物語』？、そしてその映画を選んだ理由とは？）


　先ずは良い作品ありき。ここから始めなければなりません。売れる作品が良い作品ではなく、良い作品が売れる世界が本来の姿です。その為にもお金とは独立した「批評」という尺度が切に必要になるのです。

　とちょっと偉そうに書いてみました。

　書いたけど、クラッシュした。あう。今日は根性無し…。明日書き直します。

【といいつつ…再度…】

←ＧＷ最終日、DoGAＣＧアニメコンテスト上映会に行って来ました。新海氏の『ほしのこえ』など話題性があり第１４回にして初めて千名を突破したようです。目出度いが、ちょっと疲れました。ちなみに気張って出掛けて整理券番号は３５(^^;、頑張りすぎたか。

　上映会ですが今年は（も？）残念ながらグランプリは出なかったけど、総合的に非常に完成度の高い作品が目白押しでした。見応えもありますし、独りよがりな作品が減り娯楽の側面を真剣に考えているようです。反面灰汁の強い作品がちょっぴり減って残念な感もあります。

　個人的なグランプリは塩竃氏の『月の街』でしょう。世界観と歌の美しさ、語りの上手さ、今一歩の点も含めて塩竃さんらしい作品といえます。驚いたのはアニメーターの江村豊秋氏が入選していたこと。江村氏は『アヴァロン』で高射塔の周りを飛ぶ鳥などでモーションを担当しているのは知っていましたが、いきなりの入賞ですから同姓同名かと思ったほどです。（ちなみにつまんない質問をしたのは私です。ごめんなさい。）あとは…若い人たちが頑張っていましたね。吉浦氏の『キクマナ』などは絵・演出ともしっかりした技術を感じることが出来ます。今後が楽しみですね。


【おっとこれは書いておかねば】

　テレビ愛知で『ユンカース・カム・ヒア』が放送されたそうです。初の地上波だと思うのですが、やはりＴＶだと予期しない人たちに観てもらて良いですね。これで少しでも知名度が上がればと思います。

※ここ、画像あると重い？もう半分くらいが良いでしょうか。

　いろいろ書き物をしていたら朝になってしまった(^^;

　今日はＤｏＧＡの上映会。なにやら競争率が高いとかで朝８時半に中野駅で待ち合わせしている。今から寝るわけにもいかんか。

←昨日の飲み会。これで朝３時ころか。

　今日はまだ出掛けていません。（今２１時）

　まだ出掛けられない（２３時半）

　そろそろＡＤＳＬ入れたいな…。